法人口座を作ろう

法人名義での銀行口座って必要？

回答。必要ではありません。でも、あった方が望ましいです。

法人を作るということは、個人とは違う法人という新しい人格を作るということです。実態は同じ人かもしれませんが、お財布を分けて、お金を管理する必要があります。

逆に言うと、お財布を分けてきちんと管理出来さえすればよいので、管理のための銀行口座の名義が個人名義なのか法人名義なのかは十分条件かもしれませんが、必要条件ではありません。

でも、取引先からお金を振り込んでもらうとき、また、取引先へお金を振り込むとき、口座の名義が法人名義でないと、取引先との信頼性に悪い影響を与える可能性があります。会社と取引しているはずなのに、振込（もしくは払込）口座名が個人名義だったら怪しいですよね。

また、個人としての人格と法人としての人格を分けるという意味で、個人名の口座だけでやり取りしていると税務署に目を付けられやすいという説もあります。

最近は、個人口座を作る際にも昔よりも必要な書類が増えているような気がします。と思ってググってみたら、犯罪による収益の移転防止に関する法律というやつで本人確認の厳格化が定められているんですね。

個人口座を作る際の確認が厳格化されたのに習うように、法人口座を作る際の必要情報もそれに倣うように各行で厳格化しているようです。

何社かしか見ていませんが、どの銀行でも求められるのが以上の情報。法人における戸籍と印鑑証明、あとは法人だと顔つきの証明書がないので代わりに代表者の写真付き身分証明書を求められているようです。

銀行にもいろいろあるのですが、メガバンクほど求められる書類が厳密になっていくようです。

今回、住信SBI銀行に口座の申し込みを行いました。

銀行にはゆうちょ、メガバンク、地方銀行、信金…といろいろあるのですが、私のように業務実績がない法人の場合、ネットバンクが、最も申込が通りやすいようです。ネットバンクは手数料も比較的安いですしね。

他にもネットバンクはあるのですが、ジャパンネット銀行と楽天銀行と比較をして、次の二つの理由から住信SBIに申し込みました。

ジャパンネット銀行も楽天銀行も、開設したばかりで実績がない法人の場合、ホームページの情報が必須要件となっていました。

ホームページなんて、いくらでも適当に作れるのに…と思いながら、私、まだ、会社のHPをきちんと作る余裕がなく、作るのを待っていたら銀行口座が開設できません。

その点、なぜか住信SBI銀行だけはホームページ情報が必須ではありませんでした。

住信SBI銀行も、過去には固定電話番号が必須だった時代があるようなのですが、サイトで申し込みを進める中では、「携帯電話番号可」と書かれていました。

私の家は自宅兼事務所というか、実態は自宅。自宅に電話を掛けられても、あまり自宅にいませんし、そもそも共働きの我が家で、親がいない間に電話がかかってきて、子供が電話に出たら困ってしまうので…固定電話番号として、書類上だけでも自宅の電話番号はあまり出したくありません。

ということで、住信SBI銀行への審査書類を出しました。

審査受付（書類受領）～審査完了までは、1週間程度かかります。
審査の結果、ご希望に添えない場合がございます。あらかじめご了承ください。
※ご登録いただいた住所がバーチャルオフィスに該当する場合、原則、口座開設をお断りさせていただいております。
住信SBI銀行FAQ

とのことなので、今月中には答えが出るのかなぁ。

法人設立手続きを行う際に、住所をバーチャルオフィスにするかどうかでも悩んだのですが、やっぱりバーチャルオフィスは危険だったんですね。自宅住所のままで法人登記した成果が出るとよいなぁ。。。と、首を長く待つことにします